この記事の結論
・超濃縮タイプは、1gあたりで見ると普通のタイプより高いのに、1回あたりでは安くなりました(2026年9月24日時点)
・理由は1回に使う量が半分以下だからです。P&Gは「アリエール 液体」(MiRAi除く)を水30Lに30mL、「アリエール MiRAi」を水30Lに13mLとしています
・つまり洗剤は、容量あたりの単価で選ぶと逆の結論になります。棚で「gあたりが安いほう」を選ぶと、1回あたりでは高いほうを選ぶことになります
・ただし自動投入つきの洗濯機を使っているなら、設定を変えないと意味がありません。基準量が30mLのままだと、洗濯機は超濃縮を2倍以上出します
・⚠ メーカーの指定量はmL、商品の表示はgです。当サイトは1g=1mLとして計算しています
洗剤の棚には「超濃縮」「コンパクト」と書かれた小さいボトルが並んでいます。中身が少ないぶん、値札の数字は普通のタイプと変わらないか、むしろ高く見えます。
この記事では、同じメーカーの同じブランドで、超濃縮と普通のタイプを1回あたりに直して比べます。
比べ方:メーカーの指定量で割る
P&Gは、水量30Lに対する使用量を次のように示しています。
【水量30Lに対する使用量】「アリエール 液体」(MiRAi(ミライ)除く)(青・緑・除菌タイプ):30mL/「アリエール MiRAi(ミライ)」(青・緑):13mL
P&G(お客様相談室のよくある質問。2026年9月24日に確認)
- どちらも詰め替え用で比べます。本体ボトルと詰め替えでは容器代が混ざるためです(詰め替えは本体より本当に安いか)
- 水30Lのときの数字です。水量が増えれば入れる量も増えます。この前提については洗濯洗剤を入れすぎていないかに書きました
- ⚠ メーカーの指定量はmL、商品の内容量表示はgです。液体洗剤は水に近い比重なので、当サイトは1g=1mLとして計算しています。厳密には一致しません
アリエール ジェル つめかえ(普通のタイプ)
いわゆる標準の液体洗剤です。水30Lに30mL使います。
アリエール MiRAi 超濃縮 つめかえ
同じアリエールの超濃縮タイプです。水30Lに13mL、つまり普通のタイプの半分以下で足ります。
gあたりと1回あたりで、順序が入れ替わります
| 商品 | 実質価格 | 1gあたり | 1回の量 | 1回あたり |
|---|---|---|---|---|
| アリエール ジェル つめかえ 1000g | 915円 | 約0.92円 | 30mL | 約27.5円 |
| アリエール MiRAi 超濃縮 つめかえ 480g | 684円 | 約1.43円 | 13mL | 約18.5円 |
1gあたりでは超濃縮のほうが高く、1回あたりでは超濃縮のほうが安い。同じ2商品で、並べ方を変えると順序が逆になります。
これは値引きの問題ではなく、割り算の問題です。1回に使う量が半分以下なので、容量が半分でも回数は減りません。
同じことは「mLあたり」で比べてはいけない商品でも書きました。単位量あたりの単価が意味を持つのは、1回に使う量が同じときだけです。
自動投入を使っているなら、設定を変えないと損をします
ここが超濃縮でいちばん大きな落とし穴です。
自動投入つきの洗濯機には「基準量」という設定があります。「水30Lに対して何mL使う洗剤か」を洗濯機に教える項目で、洗剤を替えたら設定も替える必要があります。
基準量が30mLのまま超濃縮を入れると、洗濯機は13mLで足りるところに30mLを出します。2.3倍です。超濃縮に替えたのに減りが早いと感じたら、疑うのはここです。洗剤の性能でも洗濯機の故障でもありません。
⚠ この状態だと、1回あたりの費用は上の表より2倍以上になります。超濃縮を選んだ意味が消えるどころか、普通のタイプより高くつきます。
買う前に確認する3つ
- 手で入れるなら、キャップの目盛りを見る。超濃縮のキャップは小さく、目盛りの刻みも違います。普通のタイプの感覚で注ぐと入れすぎます
- 自動投入なら、基準量の設定を変える。洗剤を替えるたびに必要です
- 水量を確認する。上の表は水30Lのときです。まとめ洗いで水量が上がれば、どちらも比例して増えます(条件の説明)
⚠ この記事が答えられないこと
- 洗浄力の比較はしていません。当サイトは値段と量しか測っていないので、どちらがよく落ちるかは分かりません
- 1組だけの比較です。ほかのメーカーの超濃縮でも同じ向きになるかは測っていません。ただし花王でも同じ構造(超濃縮10mL・通常タイプ30mL)を確認しています
- ⚠ g と mL を同じものとして計算しています。液体洗剤の比重は水とまったく同じではないので、その分のずれがあります
- 詰め替えどうしの比較です。本体ボトルを買う場合は容器代が乗ります
まとめ
- 超濃縮は1gあたりでは高く、1回あたりでは安い。並べ方で順序が逆になる
- P&Gの指定量は普通のタイプが水30Lに30mL、MiRAiが13mL
- 自動投入の基準量を変えないと、洗濯機が2倍以上出す
- 洗剤は容量あたりの単価で選ばない。1回あたりまで下ろす
月あたりでいくらになるかは洗濯洗剤は1ヶ月でいくらかに、詰め替え1袋が何回ぶんかは詰め替え1袋は何回分かにあります。
商品情報の取得には 楽天ウェブサービス を利用しています。

