この記事の結論
・ゴミ袋の厚みは、商品名から分からないことのほうが多いです。5つの検索語で上位10件ずつ、合計50件を数えました(2026年8月25日)
・厚みが数字で書かれていたのは50件中16件でした
・そのうち「表示価格がどの厚みのものか」まで決まるのは、50件中3件だけです。残りは1つのページで複数の厚みや容量を扱っています
・20L・70L・90Lでは、厚みが確定できる出品が1件もありませんでした
・同じ商品でも、書く店と書かない店があります。日本サニパックのCM31は5つの出品が並び、厚みを書いていたのは1件だけでした
当サイトはゴミ袋は20Lと45Lでどちらが安いかで、こう書いて止まっていました。
厚みは価格に効きます。0.015mmと0.03mmでは材料が倍違います。ここでは同程度の薄手どうしを比べています
「同程度の薄手どうし」と書きましたが、それをどうやって確かめたのかを書いていませんでした。そもそも商品名に厚みが書かれていなければ、確かめようがありません。どれくらい書かれていないのかを数えます。
測り方
- 容量と枚数を指定して検索します。「ゴミ袋 45L 100枚」のように、どちらも指定します
- 出てきた上位10件について、商品名に厚み(0.0◯◯mm)が数字で書かれているかを数えます
- さらに、その表示価格がどの厚みのものか一意に決まるかを分けます。1つのページで複数の厚みを扱っていれば決まりません
- 5つの検索語(45L・30L・20Lの100枚、70L・90Lの50枚)で同じことをします
- 2026年8月25日の1回のスナップショットです。検索結果は日によって入れ替わります
結果:50件のうち、厚みが確定できたのは3件
| 検索語 | 厚みが書かれていた件数 | 価格と厚みが1対1で決まる件数 |
|---|---|---|
| ゴミ袋 45L 100枚 | 5件 | 2件 |
| ゴミ袋 30L 100枚 | 4件 | 1件 |
| ゴミ袋 20L 100枚 | 3件 | 0件 |
| ゴミ袋 70L 50枚 | 2件 | 0件 |
| ゴミ袋 90L 50枚 | 2件 | 0件 |
| 合計(50件) | 16件 | 3件 |
「厚みが書かれている」と「厚みが分かる」は別でした。16件のうち13件は、1つの商品ページで複数の厚みや複数の容量を扱っています。数字は書いてあるのに、いま表示されている価格がどれのものかは分かりません。
これは「安い順」の1位は別の商品で数えたのと同じ形です。あちらは規格が混ざる話、こちらは厚みが混ざる話です。軸を変えても同じことが起きています。
1つのページに4つの厚みが入っている
70Lと90Lで上位に出た同じシリーズは、1つのページで 0.011mm・0.016mm・0.018mm・0.024mm の4種類を扱っていました。
いちばん薄いものといちばん厚いもので、2.2倍ちがいます。それが同じページの、同じ表示価格の下に並んでいます。どれを選ぶと表示価格になるのかは、ページを開いて選択肢を見るまで分かりません。
もう1つの型もありました。20L・30L・45L・70Lを1ページで扱い、しかも10枚・20枚・100枚が混ざっている出品です。これは45L・30L・20Lの3つの検索語すべてで上位に出てきました。厚みは0.025mmと書かれていて一定なのですが、容量も枚数も確定しません。
「1パック」に決まった数がないことは「1ケース」は何個入りかでも数えました。ゴミ袋では、そこに厚みという3つ目の軸が乗ります。
同じ商品なのに、書く店と書かない店がある
「ゴミ袋 30L 100枚」の上位10件のうち、5件が日本サニパックの同じ品番(CM31 moichido 30L 100枚)でした。同じメーカーの同じ製品です。
| 同じ品番の出品 | 商品名に厚みがあるか |
|---|---|
| 1件目 | あり(0.013mm) |
| 2〜5件目 | なし |
厚みが分かるかどうかは、商品ではなく店で決まっていました。同じものを買うのに、ある店の一覧では厚みが読めて、別の店の一覧では読めません。
店によって表示のしかたが違うことは同じ商品が店によっていくら違うかでも見ました。あちらは価格の差でしたが、こちらは情報の差です。価格より前の段階で、比べられるかどうかが分かれています。
「薄口」の2文字で、0.025mmと0.03mmが分かれる
厚みが確定できた3件のうち1件は、日本サニパックの「環優包装フォルタ 薄口 45L 100枚」でした。同じシリーズには薄口ではない45L 100枚もあります。メーカーのサイトで確認すると、こうなっています。
| 商品名 | 厚み |
|---|---|
| 環優包装フォルタ 45L 白半透明 100枚 | 0.03mm |
| 環優包装フォルタ 薄口 45L 白半透明 100枚 | 0.025mm |
容量も枚数も色も同じで、違うのは厚みだけ。それを区別しているのは「薄口」という2文字と、品番の1文字だけです。
数字で書いてある店なら気づけます。書いていない店では、この2文字を見落とした時点で別の商品を買っています。言葉で表された規格が数字と対応していない例は「特大」は何mLかでも数えました。
厚みが分からないと、何が起きるか
- 1枚あたりで比べられません。0.014mmと0.025mmは材料がおよそ2倍ちがいます。1枚あたりが安いのは、単に薄いからかもしれません
- 破れて2枚重ねれば、1枚あたりは2倍になります。薄い袋を買ったつもりがなくても、実質の単価はそこで決まります
- ゴミ出しの日に破れると、代わりがききません。金額に出ない損はここです
これは「mLあたり」で比べてはいけない商品で整理した「使う量が違うと単価は比べられない」と同じ構造です。厚みは「1枚で足りるかどうか」を決めるので、枚数という分母そのものを動かします。
当サイトが追跡している2点も、商品名に厚みが書かれていない
この記事の指摘は、当サイト自身にも当てはまります。毎日価格を記録しているゴミ袋2点は、どちらも商品名に厚みがありません。
| 追跡している商品 | 商品名の厚み | 実質価格 | 1枚あたり |
|---|---|---|---|
| 日本サニパック moichido ゴミ袋 45L 100枚 | なし | 797円 | 約7.97円 |
| TANOSEE ゴミ袋 半透明 20L 100枚 | なし | 548円 | 約5.48円 |
だから当サイトも、この2点の1枚あたりを「他社より安い」の根拠には使えません。厚みが揃っているかを確かめていないからです。20Lと45Lの比較が同じシリーズどうしの比較にとどめてあるのは、この理由によります。
買う前に確認する3つ
- 商品名に0.0◯◯mmがあるか。無ければ、ページを開いて仕様表を見るまで比べられません
- そのページが1種類だけを売っているか。選択肢に複数の厚みや容量が並んでいたら、表示価格はいちばん安い組み合わせのものです
- 「薄口」「厚手」といった言葉と、数字が両方あるか。片方だけのときは、同じシリーズの別の厚みが存在しないかを確認してください
まとめ
- 50件のうち、厚みが数字で書かれていたのは16件(2026年8月25日)
- そのうち価格と厚みが1対1で決まるのは3件だけ。残りは複数の厚みや容量を1ページで扱っています
- 20L・70L・90Lでは、確定できる出品が1件もありませんでした
- 同じ品番でも、厚みを書く店と書かない店があります。情報の差は価格の差より前に来ます
- 「薄口」の2文字で0.025mmと0.03mmが分かれます
- 当サイトの追跡2点にも厚みの表示がありません。だから他社との1枚あたり比較には使えません
結局どうするか
厚みが書かれている出品の中から選ぶ、というのが唯一の実用的なやり方です。書かれていない出品を1つずつ開いて仕様表を確認するより速く、比べられる状態のものだけを土俵に上げられます。
そして一度買ったら、その商品名を控えておいてください。次からは同じ品番で買えば、厚みを数えなおす必要がありません。1袋が何回分かを数えるのと同じで、最初の1回だけ数えれば、あとは繰り返せます。
商品情報の取得には 楽天ウェブサービス を利用しています。

