この記事の結論
・コーヒーは「1杯に使う粉の量」が方式ごとに違うので、100gあたりで比べても意味がありません
・1杯あたりに直すとインスタントが最も安く、豆がもっとも高いという順序になります
・ただし価格で選ぶべきなのは、同じ方式の中だけです。方式が変われば別の飲み物です
家でコーヒーを飲む方法は、大きく3つあります。インスタント、ドリップバッグ、豆から淹れる。この3つは値段の桁が違うように見えますが、そのままでは比較になりません。
理由は単純で、1杯に使う量が方式ごとに違うからです。この記事では、当サイトが毎日価格を記録している3点を使って、1杯あたりに直すといくらになるのかを出します。
ネスカフェ ゴールドブレンド 詰め替え 95g(インスタント)
もっとも手間がかからない方式です。お湯を注ぐだけで、道具も要りません。
この商品で注意したいのは派生タイプの多さです。「ゴールドブレンド」には香り高め・コク深め・カフェインレスなどがあり、同じ棚に並びます。当サイトが追跡しているのは標準タイプの詰め替え95gに固定しています。
ドトール ドリップパック 深煎りブレンド 100杯(ドリップバッグ)
1杯ずつ個包装された、粉入りのフィルターです。杯数がそのまま商品名に書かれているので、この記事で扱う3つの中では計算がもっとも簡単です。
ただし杯数の刻みが細かい点には注意してください。同じ銘柄で50杯・100杯・150杯が並び、当然ながら1杯あたりは変わります。紙製品と同じで、パックの価格ではなく杯数で割った金額を見る必要があります。
カークランド ハウスブレンド コーヒー豆 1.13kg(豆)
大容量の豆です。ミルとドリッパーが必要になりますが、味を調整できる範囲がもっとも広い方式です。
そしてこの商品には、当サイトが記録していて気づいた点があります。内容量の表記が店によって「1kg」「1.1kg」「1.13kg」と揺れています。同じ商品を指しているのですが、商品名だけを見ると別物にも読めます。
13%の差は、単価の計算では無視できません。商品名の数字は当てにならないという話を以前書きましたが、ここでも同じことが起きています。正確に比べたいなら、内容量はパッケージの表示で確認してください。
1杯あたりに直すと順序が決まる
1杯に使う量は、各社が目安を示しています。インスタントは約2g、ドリップバッグは1袋、豆は約10gです。これで割ります。
| 方式 | 実質価格 | とれる杯数 | 1杯あたり |
|---|---|---|---|
| インスタント(95g) | 1,089円 | 約47杯 | 約23円 |
| ドリップバッグ(100杯) | 3,692円 | 100杯 | 約37円 |
| 豆(約1.13kg) | 5,228円 | 約113杯 | 約46円 |
インスタントがもっとも安く、豆がもっとも高い。1杯あたりで2倍前後の開きがあります。1日2杯を1年続けると、インスタントと豆の差は1万7千円ほど(2026年8月18日時点の価格で計算)になります。
なお上の表の価格と1杯あたりは、当サイトが毎日取得している価格から自動で計算しています。この段落以降の「何倍」「年間いくら」といった数字は、8月18日時点のものです。
ただし、この表を「豆は損」と読むのは間違いです。使う量の目安は好みで変わります。濃いめが好きなら豆は12gになりますし、インスタントも2杯分入れれば倍になります。自分の入れ方で計算し直せる形にするために、分母を明示しました。
価格で選んでよいのは「同じ方式の中」だけ
この3つは、味も手間も別物です。豆から淹れる人がインスタントに替えれば、たしかに年1万7千円浮きますが、飲みたかったものは手に入りません。
当サイトの立場は掃除用洗剤の記事と同じです。役割が違うものを単価で並べて「こちらが得」と言わない。単価が判断材料になるのは、方式を決めたあと、同じ商品を安い店で買うときです。
買う前に確認する4つ
- 内容量と杯数。同じ銘柄で刻みが複数あります。豆は表記自体が揺れます
- 標準タイプかどうか。香り・コク・カフェインレスなどの派生品が同価格帯で並びます
- 極端に安い出品。同じ規格なのに他店の半額以下の出品が混ざることがあります。内容量の取り違えを疑ってください
- 送料。大容量ほど重くなります。重量物の買い方を参照してください
まとめ
- コーヒーは1杯に使う量が方式ごとに違うので、100gあたりでは比べられない
- 1杯あたりではインスタント約23円 < ドリップ約37円 < 豆約46円
- 1日2杯・1年で、インスタントと豆の差は約1万7千円
- 豆は内容量表記が1kg・1.1kg・1.13kgと揺れる。単価計算では13%の差になる
- 方式をまたいで価格で選ばない。味も手間も別物です
結局どれを買うか
すでに飲み方が決まっているなら、その方式の中で店を選ぶだけです。迷っている場合の目安を書きます。
とにかく安く、手間もかけたくないならインスタント。1杯あたりが最も安く、道具も要りません。詰め替えを選べば単価はさらに下がります。
淹れたての味は欲しいが、道具を増やしたくないならドリップバッグ。1杯ずつ個包装なので、粉が劣化しないという利点もあります。
味を自分で調整したいなら豆。1杯あたりは最も高くなりますが、ここは価格で決める部分ではありません。大容量は開封後の劣化があるので、飲みきれる量かどうかは先に考えてください。
商品情報の取得には 楽天ウェブサービス を利用しています。

