この記事の結論
・洗剤は容量を揃えないと比較になりません。表示価格の安さは容量の小ささであることが多いためです
・銘柄をまたいだ1gあたりの比較は成立しません。濃縮度が違うからです
・価格は「どの銘柄にするか」ではなく「同じ商品をどの店で買うか」に使ってください
衣料用洗剤の詰め替えは、楽天で買う日用品の中でも店ごとの価格差が出やすい商品です。同じ商品が何十店舗からも出品されていて、そのどれを選ぶかで数百円変わります。
この記事では、当サイトが毎日価格を記録している主要4銘柄について、今この瞬間の最安値と実質価格を並べます。あわせて、単価で比べるときに必ずぶつかる落とし穴も説明します。
先に結論を書いておきます。洗剤どうしの「1gあたりいくら」は、そのままでは比較になりません。理由は記事の後半で説明します。
濃縮度が違うと、1gあたりでは比べられない
当サイトは、各商品について楽天市場の全店舗を横断して最も安い出品を毎日記録しています。表示価格ではなく、ポイント還元を差し引いた実質価格で判定しています。
容量は検索条件に含めています。容量を指定しない比較は比較にならないためです。以下のカードの価格は、いずれも毎日更新されます。
アタックZERO つめかえ用 760g
花王の超濃縮タイプです。1回に使う量が少なくて済むのが特徴で、そのぶん詰め替え1袋あたりの価格は高めに見えます。
この銘柄で注意が必要なのは、同じ760gの中に「通常」「ドラム式専用」「部屋干し用」が並んでいることです。処方が違う別商品なので、価格を比べるときは種類を揃える必要があります。当サイトが追跡しているのは通常タイプです。
アリエール ジェル つめかえ用 超ジャンボ 1000g
P&Gの液体タイプで、1袋あたりの容量が大きいのが特徴です。詰め替えの回数を減らしたい人向けです。⚠ ただし「容量が大きいほど1gあたりが下がる」とはかぎりません(2026年10月2日に訂正)。この記事の下の表では、いちばん容量の大きいアリエール1000gが100gあたりでは最安ではありません。容量の効き方は大容量は本当に得かで測りました。
ただし当サイトの価格に送料は含まれていません。商品価格が安い店が、総額でも安いとは限りません(出品の価格に入っていないもの)。
ボールド ジェル つめかえ用 超特大 690g
柔軟剤成分が入っているタイプです。柔軟剤を別に買わない前提なら、洗剤単体との比較では不利に見えても総額では有利になることがあります。
香りのバリエーションが多く、楽天の検索結果でも複数の香りが同じ価格帯で並びます。⚠ ただし香りによって価格や中身の量が揃っているとはかぎりません(2026年10月2日に訂正。初稿は「香りが違っても容量と価格はほぼ同じ」と書いていましたが、当サイトが追跡しているのは1つの香りだけで、香りのあいだの一致は測っていません)。同じ商品の派生品で値段は揃っているかを先に見てください。
部屋干しトップ 除菌EX つめかえ用 810g
ライオンの粉末タイプです。ここまでの3銘柄が液体なのに対し、これだけ形状が違います。
粉末は液体より1gあたりが安く出やすい一方、1回に使う量は多めです。部屋干しトップは水30Lに30g、アタックZEROは10gで3倍ちがいます。粉末洗剤は液体より安いかで1回あたりに直したところ、「粉末は安い」は成り立ちませんでした。⚠ 2026年10月2日に、初稿の「水温が低いと溶け残ることがある」と季節性の記述を取り下げました(どちらも原文を引けず、当サイトは季節性を測っていません)。梅雨から夏にかけて需要が上がる商品でもあり、季節による値動きが見やすい銘柄です。
単価で並べるとこうなる(毎日更新)
その日の最安値を容量で割ると、次のようになります。この表は毎日自動で更新されます(⚠ 2026年10月2日に訂正。初稿は「この数字は記事更新時点のもの」と書いていましたが、4行すべてショートコードなので毎日変わります)。
| 商品 | 容量 | 最安値 | 100gあたり |
|---|---|---|---|
| ボールド ジェル 超特大 | 690g | 433円 | 約63円 |
| 部屋干しトップ 除菌EX(粉末) | 810g | 540円 | 約67円 |
| アリエール ジェル 超ジャンボ | 1000g | 915円 | 約92円 |
| アタックZERO(超濃縮) | 760g | 804円 | 約106円 |
並び順は固定です。1行目が最安とはかぎりません。2026年10月2日時点では粉末の部屋干しトップとボールドが100gあたりで数%しか違わず、日によって入れ替わります。太字は参考にせず、数字そのものを読んでください。
この表を鵜呑みにしてはいけない理由
単価だけを見れば、粉末の部屋干しトップとボールドがアタックZEROより4割ほど安いという結論になります(2026年10月2日時点。初稿は「半分近く安い」と書いていましたが、実売では4割ほどでした)。しかしこれは正しい比較ではありません。
1回に使う量が違う
アタックZEROは超濃縮を売りにした商品で、1回の洗濯に使う量が通常タイプより少なく設計されています。1gあたりが高くても、1回あたりでは逆転しうるということです。
正しく比べたいなら、分母を「重さ」ではなく「洗濯1回」にする必要があります。
1回あたりのコスト = 実質価格 ÷(内容量 ÷ 1回の使用量)
1回の使用量は商品パッケージの表に書かれています。ただし基準が2つあります。縦型は「水量」、ドラム式は「洗たく物の重さ」で、同じ表の左右の列になっています。水量30Lと75Lでは入れる量が3倍ちがいます。洗剤の1回の量は何で決まるかに各社の指定量を並べました。ここは商品ごとに違ううえ、改良で変わることもあるため、当サイトでは数値を断定しません。買う前にパッケージの表示を確認してください。
入っている成分が違う
ボールドには柔軟剤成分が含まれています。柔軟剤を別途買う人と買わない人では、比べるべき総額そのものが変わります。
洗剤単体で安い商品を選んだ結果、柔軟剤を別に買って総額が上がるなら、単価の比較は意味を失います。
液体と粉末は同じ土俵ではない
粉末は単価が安く出やすい一方、使い勝手や適した洗濯条件が液体と異なります。安いから粉末にする、という判断は単価だけでは成立しません。
では単価は何の役に立つのか
単価が確実に役立つ場面が1つあります。同じ商品を、違う容量・違う店で比べるときです。
この場合、中身は完全に同じなので、単価が安いほうが確実に得です。銘柄をまたぐ比較は難しいが、銘柄の中の比較は単価で決着する——これが実務的な結論です。
そして楽天の場合、同じ商品・同じ容量でも店によって価格が違います。当サイトが毎日記録しているのは、まさにこの「同じ商品の中での最安」です。
まとめ
- 洗剤の価格は容量を揃えないと比較にならない
- 銘柄をまたいだ1gあたりの比較は、濃縮度と成分の違いで成立しない
- 比べるなら分母を「洗濯1回」にする。使用量はパッケージで確認する
- 単価が確実に効くのは同じ商品の容量違い・店違いを比べるとき
- 上の各カードの価格は毎日更新されます
結局どれを買うか
銘柄が決まっているなら、あとは店を選ぶだけで支出が下がります。ここから先は好みの問題なので、条件別に整理します。
家族が多く、洗濯回数が多いなら、詰め替えの回数が少ない大容量。⚠ 1gあたりが最安とはかぎりませんが、買う回数と置き場所の手間が減ります。1回あたりで選ぶなら超濃縮タイプのほうが安くなります(洗濯洗剤は1ヶ月でいくらか)。
部屋干しが中心なら、単価より用途で選んでください。部屋干し向けは処方が違うので、安い汎用品で代用すると目的を果たしません。
商品情報の取得には 楽天ウェブサービス を利用しています。

