この記事の結論
・買い回りの「あと1店」を埋めるために要らないものを1,000円で買うなら、買い物の総額が10万円ないと計算が合いません
・必ず使うものなら話は逆になります。1店ぶんの倍率が実質ただで付きます
・だから端数埋めは「探す」ものではなく「あらかじめ決めておく」ものです
お買い物マラソンは1店舗あたり税込1,000円以上の買い物で1店とカウントされます。仕組みそのものはお買い物マラソンの記事にまとめました。
実際にやってみると、毎回「あと1店だけ足りない」という場面が来ます。この記事は、その1店をどう埋めるかだけを扱います。
まず計算を合わせておく
店を1つ増やすと、買い回り対象の合計金額に対して倍率が1つ上がります。つまり得られるのは「合計金額の1%」です。
一方、そのために払うのは1,000円です。ここから分かれ目が出ます。
| 買い物の合計 | 1店増やして増えるポイント | 要らないものを1,000円買うと |
|---|---|---|
| 2万円 | 約200ポイント | 800円の赤字 |
| 5万円 | 約500ポイント | 500円の赤字 |
| 10万円 | 約1,000ポイント | ようやく±0 |
要らないものを買って倍率を1つ上げる計算が合うのは、買い物の総額が10万円を超えるときだけです。日用品のまとめ買いでその金額に届くことはまずありません。
しかも買い回りのポイントには獲得上限があります。上限に当たっていれば、店を増やしても増えません。上限の考え方は同じ記事に書きました。
だから条件は1つだけ:必ず使うものか
上の表がひっくり返る条件があります。それがいずれ必ず買うものだった場合です。買う時期を前倒ししただけなので、支出は増えていません。1店ぶんの倍率が、実質ただで付きます。
端数埋めの良し悪しは、商品が安いかどうかでは決まりません。その商品を自分が確実に使い切るかどうかだけで決まります。
向く商品の4条件
- 保管しても劣化しない。使うのが半年後でも損しないもの
- 好みや相性で失敗しない。肌に使うもの、味のあるものは外します
- 1,000円を少しだけ超える。2,000円の商品で埋めると、余分な1,000円が増えます
- その価格帯が割高でない。1,000円に合わせるために小容量を選ぶと、単価で損します
4つ目が見落とされます。端数を埋めるために普段より小さいサイズを買うと、1店ぶんの倍率を得るかわりに単価を落とします。この構造は実質単価で考える基本と同じで、容量が下がるほど単価は上がります。
当サイトの記録から、条件に合うものを拾う
当サイトは日用品の価格を毎日記録しています。そこから「1,000円台で、劣化せず、好みに左右されないもの」を拾いました。金額はポイント込みの実質価格です。
⚠ ここは間違えやすいところです。買い回りの1,000円判定に使われるのは、ポイントを引く前の税込価格です。実質価格が1,000円を割っていても、商品ページの税込価格が1,000円以上なら1店として数えられます。下の表は損得を見るための実質価格なので、1店に届くかどうかは商品ページの表示価格で確かめてください。
| 商品 | 実質価格 | 端数埋めとしての性格 |
|---|---|---|
| 伊藤園 健康ミネラルむぎ茶 2L×6本 | 880円 | 4点の中で1,000円の線にもっとも近い |
| ハルの消臭剤 消臭ビーズ 600g | 1,144円 | 劣化しない。置く場所は選ばない |
| おふろの防カビくん煙剤 3個パック | 1,444円 | 使う時期は決まっているが保管はきく |
| アイリスオーヤマ 厚型ペットシーツ 88枚 | 1,396円 | 飼っているなら確実に減る |
この表の価格は毎日更新されます。1,000円の線に近い商品は、価格が少し動くだけで条件から外れます。セールが始まる前に、もう一度この表を見てください。
麦茶については1Lあたりでいくらかの記事、消臭ビーズは消臭剤の1日あたりの記事、ペットシーツは1枚あたりの記事で、それぞれ単価まで確かめてあります。端数埋めに使うものでも、単価が割高でないことは先に確認しておきます。
ハルの消臭剤 消臭ビーズ 600g(公式店)
1,144円 実質
表示価格 1,155円 / ポイント 11円分
メーカー公式店: ハル・インダストリ 楽天市場店
この商品は公式店の価格です。他店にこれより安い出品がある場合があります。
(410件・このショップの評価)
楽天市場で見る向かないもの
- 肌に直接使うもの。合わなければ全額が無駄になります。1店ぶんの倍率と釣り合いません
- サイズが変わるもの。おむつは体重で使えなくなります。まとめ買いの検証と同じ理由です
- 初めて買う商品。端数埋めは試す場面ではありません。知っているものを前倒しで買うだけにします
- 賞味期限が近いもの。安く見えても、使い切れなければ捨てる費用です
結局これは準備の話になる
ここまで書いたことは、セールが始まってからでは実行できません。「あと1店」に気づくのは、たいてい買い物かごを組み終えた後だからです。そこから条件に合う商品を探す時間はありません。
先に2〜3個決めておけば、端数合わせは買い物ではなく作業になります。やり方はセール前の準備の記事にまとめました。5と0のつく日と重ねるかどうかも、事前に決めておくほうが早く済みます。
端数を埋めるなら、切らしても困らず、季節が来れば必ず使うものが向いています。加湿器の除菌剤は1シーズンいくらかで扱った類の消耗品は、先に買っておいても無駄になりません。
まとめ
- 要らないものを1,000円で買うなら、総額10万円が分かれ目。日用品では届きません
- 必ず使うものなら、1店ぶんの倍率は実質ただで付きます
- 条件は劣化しない・好みに左右されない・1,000円を少しだけ超える・単価が割高でないの4つ
- 1,000円の線は価格が動けばまたぎます。買う直前に確かめてください
- 探すのではなく、先に決めておく。それだけで端数埋めは損しなくなります
結局どれを買うか
飲み物を箱で買う家なら、麦茶がもっとも扱いやすい端数埋めです。1,000円の線に近く、常温で保管でき、好みで失敗する余地もほとんどありません。
飲み物を箱買いしないなら、劣化しない日用品のほうが安全です。消臭ビーズは置き場所を選ばず、使い始める時期も自由に決められます。
どちらも当てはまらないなら、その1店は埋めないでください。上の表のとおり、埋めないほうが安く済みます。
商品情報の取得には 楽天ウェブサービス を利用しています。

