この記事の結論
・紙製品のケース買いは、1ロールあたり・1箱あたりで安くなりませんでした。2026年10月2日に測り直すと、エリエールはほぼ同額、ティッシュはケースのほうが高いままでした
・⚠ ただしティッシュの単品の最安値は1店だけの値段です。ほかの店の値段で比べると、単品とケースの差は1割以内に縮みます
・ケースの価格はよく動きます。クリネックスのケースは3日で29%上がりました
・ただし送料を入れると逆転します。ケースは送料無料の店が多く、単品は送料がかかりがちです
・判断の軸は単価ではなく、置き場所と買い物の頻度です
トイレットペーパーやティッシュを箱で買うと安くなる。そう思って当サイトのデータで確かめたところ、1ロールあたりではむしろ高くなっていました。
この記事では、同じ銘柄の単品パックとケースを並べて比べます。トイレットペーパーとティッシュの単価比較では銘柄どうしを比べましたが、ここでは銘柄をそろえて買う単位だけを変えます。
エリエール トイレットティシュー ダブル:12ロールと72ロール
まず単品パック(12ロール)です。当サイトが以前から記録している商品です。
次に同じ銘柄のケース(12ロール×6パック=72ロール)です。
エリエール トイレットティシュー ダブル 72ロール(ケース)
4,163円 実質
表示価格 4,205円 / ポイント 42円分
最安ショップ: Pro Lab. & Healthcare Shop
楽天市場で見るなおこの商品を追跡登録するとき、別ブランドの商品が同じ検索結果に紛れ込みました。名前が似ていて、規格も「12ロール×6パック」で同一、価格は300円ほど安い。ぱっと見では区別がつきません。ケース品は箱の写真が中心で中身が見えにくいので、注文前に商品名を最後まで読むことをおすすめします。
クリネックス ティシュー 180組:5箱と60箱
ティッシュでも同じ比較をします。単品パック(5箱)とケース(5箱×12パック=60箱)です。
1ロール・1箱あたりに直すと
| 商品 | 数量 | 実質価格 | 1つあたり |
|---|---|---|---|
| エリエール 単品パック | 12ロール | 666円 | 約56円 |
| エリエール ケース | 72ロール | 4,163円 | 約58円 |
| クリネックス 単品パック | 5箱 | 400円 | 約80円 |
| クリネックス ケース | 60箱 | 7,553円 | 約126円 |
この表の価格と単価は、当サイトが毎日取得している実際の価格から自動で計算しています。下の文章は2026年8月18日時点の数字をもとに書いています。
8月18日は、どちらもケースのほうが高くなりました。エリエールは1ロールあたり5円、率にして約10%。クリネックスは1箱あたり80円と104円で、ケースのほうが約3割高いという結果でした。
2026年10月2日に測り直しました。エリエールは1ロールあたり1円ほどの差まで縮み、ほぼ同額です。クリネックスはケースのほうが高いままでした。どちらの日も、ケースが安くなる側には一度も振れていません。「まとめて買えば安い」は、この2銘柄では成立していません。
⚠ ただしクリネックスの単品(5箱)の最安値は、1店だけの値段です。同じ商品を大手ドラッグストアなどは3〜5割ほど高く並べていて(2026年10月2日)、その値段で比べると単品とケースの1箱あたりの差は1割以内に縮みます。単品が安いのは「その1店で買えたとき」だけと読んでください。
同じことはおむつの箱買いでも起きていました。大容量が自動的に安くなるという前提は、確かめずに信じないほうがよさそうです。
クリネックスのケースは3日で29%上がりました
この記事を最初に書いた8月15日、クリネックスのケースは4,880円でした。それが8月18日には6,294円です。3日で29%、金額にして1,400円ほど上がっています。
なぜ上がったのかは、当サイトのデータからは分かりません。当サイトが記録しているのはその日いちばん安い店の値段なので、最安の店が入れ替わっただけでも、記録はこう跳ねます。単品パック(5箱)のほうは同じ3日間で404円のまま動いていません。
ここが大容量品のもうひとつの落とし穴です。「前に見たときは安かった」が通用しません。上の表は毎日の取得価格から自動で計算しているので、いま開いた時点の数字が出ています。安かったタイミングの記憶で注文しないことをおすすめします。
ただし、この表には送料が入っていません
ここが重要です。当サイトが記録しているのは商品価格だけで、送料は含まれていません。そして紙製品は、送料の影響がもっとも大きい商品のひとつです。
理由は軽いのにかさばるからです。宅配便の料金は重さだけでなく箱の大きさでも決まるので、トイレットペーパーは中身の値段に対して運賃が高くつきます。
- ケースは送料無料の店が多い(そもそも単価が高いため無料条件を満たしやすい)
- 単品パックは送料がかかりやすい。600円の商品に送料500円がつけば、1ロールあたりは一気に90円近くになります
つまり「単品のほうが1ロールあたり安い」は、送料無料で買えたときだけ成立する話です。まとめ買いのついでに単品を足せるなら単品、単体で注文するならケース、というのが現実的な判断になります。
それでもケースを選ぶ理由
- 買い物の頻度が減る。72ロールは、12ロールの単品パック6回分の買い物が1回で済む量です
- 切らさない。トイレットペーパーは切らすと困る度合いが特に高い商品です
- 紙は保存で劣化しない。食品と違い、買い置きに期限の制約がありません
逆に置き場所がないなら、ケースは選ばないほうがいいと思います。72ロールは押し入れ一段分ほどの体積になります。単価がほぼ同じなら、置き場所を犠牲にしてまで箱で買う理由はありません。
買う前に確認する4つ
- 1ロール・1箱あたりに直す。ケースが安いとは限りません
- 送料の条件。単品は送料で逆転します。総額で比べてください
- 銘柄。ケース品は名前の似た別ブランドが紛れます。商品名を最後まで読んでください
- 置き場所。72ロールが入る場所を先に決めてから注文してください
まとめ
- 紙製品のケース買いは1ロールあたりで安くならない。エリエールは8月に約10%高く、10月にはほぼ同額
- ティッシュはケースのほうが高い。ただし単品の最安値は1店だけの値段で、ほかの店の値段なら差は1割以内
- ケースの価格はよく動く。クリネックスのケースは3日で29%上がった
- ただし送料は別。単品は送料がつくと一気に不利になる
- ケースの価値は単価ではなく切らさないこと・買い物が減ること
- 置き場所がないなら箱で買う理由はない
結局どれを買うか
単価では決まりません。買い方で選んでください。
他の買い物と一緒に注文するなら単品パック。送料無料の条件を満たせるなら、1ロールあたりはこちらが安くなります。
紙だけを単体で注文する、置き場所がある、切らしたくないならケース。送料まで含めればこちらが安くなる場面は多く、買い物の回数も減ります。
商品情報の取得には 楽天ウェブサービス を利用しています。

