この記事の結論
・「1ヶ月に何箱」では決まりません。1箱の中身が180組と204組で並んでいて、13%ちがいました(2026年8月22日に確認)
・さらに「枚」と「組」が混ざります。「360枚」と「180組」はまったく同じものです(1組=2枚重ね)
・だから「360枚」と「204組」を並べると、1.8倍ちがうように見えます。実際は204組のほうが多い
・数えるのは「組」。箱数でも枚数でもありません
トイレットペーパーは1ヶ月で何ロール要るかでは、ロール数では要る量が決まらないことを書きました。同じ値段で4ロールと12ロールが並び、紙の長さはどれも同じだったからです。
ティッシュでも同じことが起きています。しかもこちらのほうが厄介です。単位が2種類あるからです。
まず「組」と「枚」を揃えます
ティッシュは2枚重ねで1組です。1回で引き出す分が1組。つまり「180組」と「360枚」は同じものです。
| 棚に並んでいる表記 | 組に直すと | 実際の量 |
|---|---|---|
| 180組 | 180組 | 基準 |
| 360枚 | 180組 | 基準と同じ |
| 204組(408枚) | 204組 | 基準の1.13倍 |
「360枚」と「204組」を並べたときが最悪です。数字だけ見れば360と204で1.8倍ちがうように見えます。ところが実際は204組のほうが13%多い。大小が逆に見えます。
同じ「10箱入り」で中身が13%ちがっていた
同じ日にケース品を並べたところ、どれも「10箱入り」でしたが、1箱の中身がそろっていませんでした。
| 商品名に書かれた内容 | 箱数 | 1箱 | ケース全体 |
|---|---|---|---|
| 408枚(204組)×10箱 | 10箱 | 204組 | 2,040組 |
| 360枚(180組)×10箱 | 10箱 | 180組 | 1,800組 |
箱数は同じ。中身は240組ちがいます。箱の写真も似ています。「10箱でいくら」で比べると、この差は見えません。
当サイトが記録している5箱パックとケース
紙製品のケース買いを調べた記事のとおり、ティッシュはケースのほうが1箱あたりで高くなりました(2026年8月18日時点で約3割)。「まとめれば安い」は成立していません。⚠ ただし単品(5箱)の最安値は1店だけの値段で、ほかの店の値段なら差は1割以内に縮みます。そして送料を入れると逆転します。
まとめ買いは本当に安いのかでも同じ結論でした。量を増やしただけでは安くなりません。
では1ヶ月に何箱要るのか
先に断ります。当サイトは使う量を測っていません。毎日取得しているのは価格と容量だけです。
そのうえで、当サイトの記事全体で「180組×5箱=900組で、2人暮らしで約2か月」を仮定として置いています。1人ならおよそ4か月です。
| 世帯 | 1か月に使う組数 | 180組の箱なら | 204組の箱なら |
|---|---|---|---|
| 1人 | 約225組 | 約1.3箱 | 約1.1箱 |
| 2人 | 約450組 | 約2.5箱 | 約2.2箱 |
| 4人 | 約900組 | 5箱 | 約4.4箱 |
左の列は仮定で、右2列は割り算です。花粉症の有無、料理の頻度、在宅時間で大きく動きます。ティッシュは特に個人差の大きい商品です。
その仮定を、経済産業省の生産統計と突き合わせた
ティッシュの消費量そのものを測った調査は見つかりませんでしたが、国内の総生産量から逆算した数字があります(経済産業省「生産動態統計」をもとに算出。2026年9月6日に確認)。2015年の国内販売量は44万2,276トンで、人口で割ると1人あたり年間約3,566組(150組換算で年23.78箱)になります。月に直すとおよそ297組です。
⚠ 当サイトが置いている「1人225組」は、この全国平均より約24%少ない数字でした。花粉症の人・料理をよくする人ではもっと増えますし、単身で在宅時間が短い人ではもっと減ります。225組は「これだけ使う」という数字ではなく、控えめ寄りの出発点だと考えてください。自分の使い方に近づけるには、次の実測が確実です。
自分の量は1回測れば分かる
- 1箱を開けた日を覚えておく
- 使い切った日までの日数を数える
- 箱の「組」を日数で割る。1日あたりの組数が出ます。30倍すれば1か月分です
「箱」ではなく「組」で数えてください。箱の中身がそろっていないので、箱で数えると次に別の銘柄を買ったときに合わなくなります。
買う前に確認する3つ
- 「組」を見る。「枚」で書かれていたら2で割ると組になります
- 1箱の組数を確認する。180組と204組が同じ棚に並びます。13%の差です
- 比べるのは1組あたり。箱あたり・ケースあたりで比べると、中身の差が消えます(単価の出し方)
まとめ
- 「1ヶ月に何箱」では決まらない。1箱が180組と204組で13%ちがう
- 「360枚」と「180組」は同じもの。1組=2枚
- 「360枚」と「204組」を並べると1.8倍の錯覚が起きる。実際は204組のほうが多い
- 同じ「10箱入り」のケースで、中身が240組ちがった(8月22日に確認)
- 数えるのは組。自分の量は1箱が何日もったかを1回数えれば出る
同じ問題は生理用品とハンドソープの記事でも起きていました。商品名の数字が、必ずしも枚数を表していません。店で値段が開く話は同じ商品なのに店で値段が違う理由にあります。
結局どれを買うか
他の買い物と一緒に注文するなら5箱パック。送料無料の条件を満たせるなら、1組あたりはこちらが安くなります。
ティッシュだけを単体で注文する、置き場所があるならケース。1箱あたりは高くなりますが、送料まで含めると逆転する場面が多く、買い物の回数も減ります。注文前に1箱の組数だけ確かめてください。
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