この記事の結論
・「詰め替え1袋」が何回分かは、袋の大きさでは決まりません。各社の指定量で割ると、洗濯用で25回分から100回分まで開きました
・アタックZEROの760g入りは76回分、アリエールジェルの1000g入りは約33回分です。小さいほうの袋が2.3倍長持ちします
・柔軟剤のソフラン380mLとハミング1000mLは、指定量がどちらも10mLなので、回数は容量どおり38回分と100回分でした
・回数が容量どおりになるのは、指定量が同じときだけです。指定量が違えば、容量の大小はそのまま逆転します
・ジェルボールだけは最初から回数で売られています。11個入りは11回分、15個入りは15回分
・⚠ただし「1回1個」は無条件ではありませんでした。P&G自身が「ニオイが気になった時にだけ、洗濯時にジェルボールを2粒使用する」と書いています。洗濯物が多い日も2個です(2026年8月27日に追記)
「この詰め替え、何回分あるんだろう」と思ったことがあると思います。袋には書いてありません。書いてあるのは容量(760g、1000mL)と、裏面の小さな表にある「水30Lのとき◯g」だけです。
追記(2026年9月6日):下のアリエールの数字は30mLに直しました。P&Gは2026年8月18日に液体アリエールのフルリニューアルを発表しましたが(発売は8月下旬)、発表本文に新しい使用量は書かれていませんでした。そのかわり、P&Gが自動投入の洗濯機向けに公開している窓口ページ(Care Hub)に一覧がありました。「アリエール 液体」(MiRAi除く)は水30Lに30mLです(2026年9月6日確認。詳しくは洗剤の値上げはいつから来るか)。
この2つを割れば回数が出ます。この記事では、当サイトが毎日価格を記録している洗剤・柔軟剤・食器用洗剤について、各社が表示している指定量で割った回数を並べます(指定量は2026年8月に確認した値です)。
容量も指定量も価格と違って動きません。だからこの表の回数は、いつ読んでも同じです。
数え方(ここを間違えると全部ずれる)
- 回数 = 容量 ÷ 1回の指定量。それだけです
- 指定量は「水30L(洗濯物およそ2kg)」のときの値を使いました。各社ともこの条件で表示しています
- ⚠ 指定量はカテゴリ共通ではありません。液体洗剤だけでも10gから30gまで3倍ちがいます
- ⚠ 袋の表示がgで、指定量がmLの製品があります。この記事は1g=1mLとみなして数えています(当サイトの仮定です)
ここは大事なので先に書きます。「水30L」は、各社の表のいちばん上=洗剤がいちばん少なくて済む条件です。花王がアタックZEROについて示している目安は、水30Lで10mL、水45Lで15mL、水65Lで25mL、水75Lで30mLです。つまり水量が上がれば、この記事の回数はその分だけ減ります。760gの詰め替えは、水30Lなら76回分ですが、水75Lで洗うなら約25回分です。
この記事の回数は、銘柄どうしを同じ条件で比べるための数字です。全部が同じ条件なので順位は動きませんが、「自分の1袋が何回分か」を知りたいときは、自分の水量に合わせて割り直してください。ドラム式の場合は水量ではなく洗たく物の重さで表を見ます(2kgが水30Lに相当します)。
この数え方が正しいことは、メーカー自身の表示で確かめられます。花王はアタックZEROの1540g入りを「154回分」と示しています。1540 ÷ 10 = 154。同じ割り算です。ライオンの部屋干しトップ810g入りも「約27回分」で、810 ÷ 30 = 27 と合います。
洗濯用洗剤:25回分から76回分
| 商品 | 容量 | 1回の指定量 | 何回分 | 実質価格 |
|---|---|---|---|---|
| アタックZERO つめかえ用 | 760g | 10g | 76回分 | 804円 |
| アリエール ジェル つめかえ | 1000g | 30mL | 約33回分 | 915円 |
| ボールド ジェル 詰め替え 超特大 | 690g | 27mL | 約25回分 | 433円 |
| 部屋干しトップ 除菌EX(粉末)詰め替え | 810g | 30g | 27回分 | 540円 |
| 部屋干しトップ 除菌EX(粉末)本体 | 900g | 30g | 30回分 | 589円 |
※ レノアハピネスの「つめかえ用 特大」は、2026年10月に720mLから620mLに変わりました(楽天のP&G公式店が620mLを通常品、720mLを数量限定として並べているのを2026年10月8日に確認)。この記事の数字は現行の620mLで計算しています。旧720mLの袋が棚に残っているあいだは、同じ値段なら720mLのほうが1回あたりは安くなります。
いちばん小さい袋がいちばん長持ちします。アタックZEROは760gでアリエールの1000gより小さいのに、回数では2.3倍です。超濃縮タイプで、1回の指定量が3分の1近いからです。
棚の前で袋の大きさを見比べても、この差は見えません。「特大」と書いてあるボールドの690gが、この表でいちばん回数が少なくなっています。
⚠ 粉末の部屋干しトップは、本体900gと詰め替え810gで回数が3回分違います。同じ製品でも本体と詰め替えで中身の量が違うので、「詰め替えたら1袋ぶん」ではありません。粉末そのものの比較は粉末洗剤は液体より安いかにあります。
柔軟剤:38回分から100回分
| 商品 | 容量 | 1回の指定量 | 何回分 | 実質価格 |
|---|---|---|---|---|
| ハミング 無香料 つめかえ | 1000mL | 10mL | 100回分 | 488円 |
| レノアハピネス 夢ふわタッチ 詰め替え 特大 | 620mL | 16mL | 約39回分 | 630円 |
| ソフラン プレミアム消臭 アロマソープ | 380mL | 10mL | 38回分 | 286円 |
ハミングとソフランは指定量がどちらも10mLなので、回数は容量の比とそのまま同じになります。この2つに限れば「大きい袋のほうが長持ちする」は正しいです。
ところがレノアだけ指定量が16mLです。そのため620mLという中間の容量なのに、回数ではソフランの380mLとほぼ並びます。容量では約1.6倍あるのに、回数ではほとんど違いません。
ここが「1袋は何回分か」を数える意味です。容量だけを見ていると、1.6倍の差があると思ったものが実際にはほとんど差がなかったということが起きます。
柔軟剤どうしの詰め替え比較は柔軟剤の詰め替えを実質価格で比較にまとめてあります。
ジェルボールだけは、最初から回数で売られている
| 商品 | 入数 | 1回の指定量 | 何回分 | 実質価格 |
|---|---|---|---|---|
| ボールドジェルボール4D 本体 | 11個 | 1個 | 11回分 | 376円 |
| アリエール ジェルボールプロ 詰替 | 15個 | 1個 | 15回分 | 545円 |
ジェルボールには数えるところがありません。「11個入り」がそのまま11回分です。これは価格表に出てこない利点で、買うときに残り回数を頭の中で計算しなくて済みます。
⚠と、ここまで書いてから前提を確かめ直したら、崩れました。「1回1個」は無条件ではありません。P&Gはアリエール ジェルボール プロの発表本文で、「ニオイが気になった時にだけ、洗濯時にジェルボールを2粒使用する」と書いています。そして洗濯物が多い日も2個というのが、広く出回っている目安です。
⚠ その「多い日」の境目は、当サイトでは確かめられませんでした。解説記事では「洗濯物6kg・水量60Lを超えたら2個」とよく書かれていますが、P&Gの商品ページにその数字がテキストで見つかりません。使用量は袋に印刷された画像の中にあります。だから当サイトは、この6kgを自分で確かめた数字としては書きません。
言えるのはここまでです。「11個入り=11回分」は、1個で足りる日だけの話でした。2個要る日が週に2回あるなら、11個入りは11回分ではなく8回分ほどになります。
そして液体との違いは、増える量ではなく増え方でした。液体の使用量を調べた記事で書いたとおり、液体は水量や洗濯物の量に応じて連続的に増えます。ジェルボールは1個から2個へ一段で飛びます。だから境目をわずかに超えただけで、その日の洗剤代が一気に倍になります。
そのかわり、回数がそのまま見えるので少なく感じます。液体の「760g」は76回分ですが、ジェルボールの「11個」は11回分としか見えません。棚に並んだとき、液体のほうが得に見える理由のひとつです。
⚠ ひとつだけ、数える必要のないはずのジェルボールにも落とし穴がありました。個数が銘柄名に入っていないのです。ボールドジェルボール4Dの本体は香りによって11個・13個・14個が並んでいて、値段はどれも近いところにあります。アリエール ジェルボールプロの詰め替えは、同じ「超ジャンボサイズ」という名前で13個と15個があり、しかも同じ値段でした(2026年8月27日に棚を数えたもの)。回数で売られていても、袋の表示は結局読むことになります。
ジェルボールと液体のどちらが安いかはジェルボールと液体洗剤は1回あたりどちらが安いかで比べました。柔軟剤を使うかどうかで答えが変わります。
食器用洗剤:指定量に幅があるので、回数にも幅が出る
キュキュットの詰め替えは370mLです。ところが花王が示す1回の使用量は「1〜2mL」で、幅があります。
| 1回の量をいくつと見るか | 370mLは何回分か |
|---|---|
| 2mL(当サイトが採用している値) | 185回分 |
| 1mL | 370回分 |
同じ袋が185回分とも370回分とも言えます。洗濯用のように「水30Lで◯g」と条件が決まっていないためです。スポンジの大きさと汚れ方で変わるので、メーカーも幅でしか書けません。
当サイトは安全側の2mLを採用しています。1mLで計算すると1回あたりが半分になり、実際より安く見えるからです。食器用洗剤どうしの比較は食器用洗剤の詰め替え比較にあります。
「1袋は何回分か」が分かると、何ができるようになるか
- 1回あたりの金額が出ます。価格 ÷ 回数です。金額のほうは1回あたりの早見表にまとめてあります
- 1ヶ月に何袋要るかが出ます。毎日1回洗濯するなら、76回分の袋は約2ヶ月半、25回分の袋は3週間強です
- 買い置きの数を決められます。「安いからもう1袋」の前に、いまの袋があと何回分残っているかが言えます
1ヶ月いくらになるかは洗濯洗剤は1ヶ月でいくらかで出しました。1gあたりで並べた順序と、1回あたりで並べた順序は完全に逆転します。この記事の回数は、その逆転がなぜ起きるのかの答えでもあります。
日用品全体で1ヶ月いくらかは一人暮らしの日用品は1ヶ月いくらかにあります。「1袋が何回分か」が分かっていないと、月あたりの金額は出せません。
買う前に確認する3つ
- 裏面の「水30Lのとき◯g」を見る。ここが製品ごとに3倍ちがいます。容量より先に見る場所です
- 「特大」「大容量」は回数を保証しません。表示の言葉と中身の量の関係は「特大」は何mLかで数えました
- 銘柄を変えるときは数え直す。同じ「1袋」でも、前の銘柄の感覚は通用しません
まとめ
- 回数 = 容量 ÷ 各社の指定量。メーカー自身が示す「154回分」とも一致する数え方です
- 洗濯用洗剤は25回分から76回分。いちばん小さい760gの袋が、1000gの袋の2.3倍長持ちします
- 柔軟剤は38回分から100回分。ただしレノアだけ指定量が16mLなので、容量の比とはずれます
- 回数が容量どおりになるのは、指定量が同じときだけ
- ジェルボールは入数がそのまま回数。数えなくていいかわりに、少なく見えます
- ⚠ただし1回1個は無条件ではありません。P&G自身が「気になった時は2粒」と書いていて、洗濯物が多い日も2個。液体と違って1個→2個と一段で飛ぶので、その日の洗剤代は倍になります
- 食器用洗剤は指定量に幅があるので、370mLが185回分とも370回分とも言えます
結局どれを買うか
買い置きの手間を減らしたいなら、超濃縮の液体です。同じ大きさの袋でいちばん回数が多く、買いに行く頻度がそのまま下がります。置き場所も減ります。
柔軟剤は指定量が10mLの製品を選ぶと、容量がそのまま回数になります。数えるのが面倒な人にはこちらのほうが分かりやすい買い方です。
⚠ ただし、回数が多いことと安いことは別です。回数はあくまで分母で、1回あたりの金額はそこに価格を乗せて初めて出ます。金額のほうは1回あたりの早見表を見てください。
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