この記事の結論
・漂白剤は塩素系と酸素系で用途が別です。色柄物に使えるのは酸素系です
・今回の2点は系統も使い方もそろっているので、単価で比べてよい珍しい例です
・オキシクリーンは日本版とアメリカ版が別物です
当サイトではこれまで、日用品を単価で比べる記事をいくつも書いてきました。そしてそのほとんどで、「そのままでは比べられない」という結論になっています。洗剤は濃縮度が違い、スキンケアは役割が違い、掃除用洗剤は系統が違うからです。
今回は珍しく、単価で直接比べられる組み合わせです。衣料用の酸素系液体漂白剤、2銘柄です。
その前に:漂白剤は系統を間違えると衣類が終わる
比較の前に、ここだけは押さえてください。漂白剤には大きく2つの系統があります。
- 塩素系 — 漂白力が非常に強い。色柄物は脱色されます。白物専用
- 酸素系 — 色柄物にも使える。日常の洗濯に足して使うのはこちら
この記事で扱う2点はどちらも酸素系です。安いからと塩素系を買って色柄物に使えば、価格差など問題にならない損失になります。掃除用洗剤の系統と同じ話です。
ワイドハイター EXパワー つめかえ用 450ml
花王の酸素系液体漂白剤です。洗剤と一緒に入れて使うタイプで、ニオイ対策と部分的なシミ対策を兼ねます。
ワイドハイターには粉末タイプや、シリーズ内で用途の違う製品もあります。当サイトが追跡しているのはEXパワーの詰め替え450mlです。
オキシクリーン パワーリキッド つめかえ用 520ml
こちらも酸素系の液体タイプです。オキシクリーンは粉末の印象が強いブランドですが、この製品は洗濯機に洗剤と一緒に入れる液体です。
オキシクリーンで注意すべきは、日本版とアメリカ版が別物という点です。成分が異なり、価格も内容量も違います。楽天では両方が並ぶため、購入時は販売元の表記を確認してください。
今回は単価で比べてよい(2026年10月9日時点)
| 商品 | 容量 | 最安値 | 100mlあたり |
|---|---|---|---|
| ワイドハイター EXパワー | 450ml | 250円 | 約56円 |
| オキシクリーン パワーリキッド | 520ml | 424円 | 約82円 |
約1.5倍の差です。そしてこの比較は、これまでの記事と違ってそのまま受け取って構いません。理由を書きます。
- 系統が同じ — どちらも酸素系の液体
- 使い方が同じ — 洗剤と一緒に洗濯機へ入れる
- 役割が同じ — 洗剤の補助であって、洗剤の代わりではない
これまでの記事で単価比較を否定してきたのは、比べる対象がそろっていなかったからであって、単価という物差し自体を否定していたわけではありません。条件がそろえば、単価は最も強い判断材料になります。
ただし1回の使用量は確認する
唯一の留保がこれです。1回に入れる量が2つで同じとは限りません。
使用量はパッケージに記載されています。仮に片方の使用量がもう片方の1.5倍なら、単価の差はきれいに消えます。洗剤の濃縮タイプで説明したのと同じ構図です。
単価で候補を絞り、最後に使用量で答え合わせをする。この順番なら、確認する手間は1回で済みます。
まとめ
- 漂白剤は塩素系と酸素系で用途が別。色柄物は酸素系
- 今回の2点は系統・使い方・役割がそろっているので単価で比べてよい
- 単価差は約1.5倍。ただし1回の使用量はパッケージで確認する
- オキシクリーンは日本版とアメリカ版が別物
- 単価が使えないのは対象がそろっていないときだけ。物差し自体は有効
結局どれを買うか
この2点は用途が重なっているので、使い方の違いで選べば失敗しません。
毎回の洗濯に足して使うなら、洗濯用に作られたほうが素直です。洗剤と一緒に入れる前提の分量表示になっています。
つけ置きや掃除にも使いたいなら、用途の広いほうが1本で足ります。買うときは日本版かどうかを確認してください。
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