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日用品の値段は本当に動くのか|146点を45日測ったら、55点は1円も動かなかった

買い方の検証
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この記事の結論

・当サイトが毎日測っている146点を45日間ぶん見たところ、55点(38%)は1円も動きませんでした(2026年8月9日〜9月23日・楽天市場の表示価格)

・動いた91点でも、いちばん安かった日といちばん高かった日の差は中央値で10.3%です。1割前後しか開きません

・そして値段はなだらかに上下しません。「安い値段」か「高い値段」のどちらかに張り付いていて、その中間にはほとんどいません

・動くか動かないかは、カテゴリでも値段の高さでも予測できませんでした。紙も洗剤もおむつも、動かない率は3〜4割で横並びです

・⚠ これは45日間・楽天市場・表示価格での話です。期間中は全体に値上がり局面だったので、「今は高値側が多い」はこの窓の性質です

当サイトは記事の表に「毎日更新」と書いてきました。価格は毎日取り直していて、記事に書いた金額は自動で入れ替わります。

ただ、その毎日更新に意味があるのかを、一度も確かめていませんでした。日用品の値段が実際どれくらい動くのかを知らないまま、「毎日測っています」と言い続けていたことになります。

この記事は、その答え合わせです。当サイトが持っている価格の記録そのものを数えました。

測り方と分母

  • 期間は45日間(2026年8月9日〜9月23日)
  • 当サイトが追跡している212点のうち、この期間に36日以上の記録がある146点を対象にしました。記録日数が少ない商品を混ぜると「動いていない」と「まだ測れていない」が区別できなくなるためです
  • 見ているのは楽天市場の表示価格です。⚠ 当サイトが記事の表に出している実質価格(ポイント込み)とは別の数字です
  • 当サイトは「その日いちばん安い出品」を記録しているので、これは「最安値がどれだけ動いたか」であって、特定の1店の値札の動きではありません

結果1:4割近くは1円も動かなかった

146点のうち55点(38%)が、45日間まったく同じ値段でした。最高値と最安値が1円も違わない、という意味です。

動かなかった商品には、こういうものが並びます。衣料用洗剤の詰め替え、カビとり剤の詰め替え、ティッシュ、紙おむつ、おしりふきの詰め替え、ハンドソープの詰め替え、生理用ナプキン、化粧水の詰め替え。

おしりふきは、なぜ動かないのかまで追いました。追跡5点のうち4点は記録を始めてから1円も動いておらず、2点は1店だけが出している値段でした(おしりふきの値上げはいつからか)。「動かない」は「市場が落ち着いている」とは別のことがあります。

つまり「安くなるのを待つ」という行動が、そもそも成立しない商品が4割近くあります。45日待っても値段は1円も変わりませんでした。

この結果は、どこで買うのが安いかで出した「探す価値は商品によって4倍ちがう」と対になります。あちらは「どの店で買うか」、こちらは「いつ買うか」です。どちらも、商品によって意味があったり無かったりします。

結果2:動いた商品でも、開きは1割前後

動いた91点について、期間中のいちばん安い日といちばん高い日の開きを出しました。中央値は10.3%です。

期間中の開き点数
0〜5%25点
5〜10%19点
10〜20%26点
20〜50%19点
50%以上2点
動いた91点(2026年8月9日〜9月23日・表示価格)

動かなかった55点と、5%未満しか動かなかった25点を足すと80点。146点の55%です。半分以上の商品は、45日のあいだ実質的に同じ値段だったことになります。

結果3:値段は2つに張り付いていて、中間がない

ここがこの記事でいちばん意外だった部分です。

動いた91点について、「いまの値段が、その商品の値動きの幅のどこにいるか」を計算しました。期間中の最安値を0%、最高値を100%とした位置です。

いまの位置点数
0〜10%(最安の近く)33点
10〜25%2点
25〜50%5点
50〜75%7点
75〜90%5点
90〜100%(最高の近く)39点
動いた91点の現在位置(2026年9月23日時点)

両端に集まっていて、真ん中がほとんどいません。25〜75%の範囲は12点だけです。

これは「値段がじわじわ上下している」のではないという意味です。商品には「通常の値段」と「安いときの値段」があって、そのどちらかにいます。中間の値段では売られていません。

⚠ この結果を疑って、もう一度測り直しました

上の表にはからくりが混ざっている可能性がありました。

期間中に2種類の値段しか付けなかった商品は、計算のうえで必ず0%か100%になります。最安値と最高値しか存在しないからです。そういう商品が41点ありました。つまり「両端に集まる」のは、当たり前のことを言い直しているだけかもしれません。

そこで3種類以上の値段を付けた50点だけで測り直しました。この50点は、理屈のうえでは中間の位置を取れます。

それでも31点(62%)が両端にいました。中間(25〜75%)は12点です。「2つの値段に張り付く」は本物でした。

⚠ そもそも「2種類の値段しか付けない商品が41点ある」こと自体が、同じことを言っています。動く商品の半分近くは、値段を2つしか持っていません。

何が動いて、何が動かないのか — 分かれませんでした

「紙類は動かない」「洗剤はよく安くなる」のような見分け方があるだろうと考えて、カテゴリごとに数えました。結果は横並びでした。

カテゴリ点数動かなかった割合
掃除・台所14点43%
洗濯10点40%
おむつ・おしりふき5点40%
美容・サプリ11点27%
飲料・食品9点22%
紙・衛生5点20%
⚠ 分母が5〜14点と小さいので、カテゴリ間の差は読めません

⚠ 20%から43%までばらついていますが、分母が5点や9点では差があるとは言えません。紙・衛生の「20%」は5点のうち1点という意味です。1点ずれれば40%になります。カテゴリで見分けられるとは書けません。

値段の高さでも数えました。動かなかった割合は、300円未満で33%、300〜600円で47%、600〜1,000円で31%、1,000〜2,000円で38%、2,000円以上で30%です。こちらも横並びで、高いから動く・安いから動かないという関係は出ませんでした。

ただし「動いたときの大きさ」は値段で違いました

動くかどうかは値段で決まりませんでしたが、動いたときにどれだけ動くかは違いました。

値段の帯動いた商品の開き(中央値)
300円未満7.1%
300〜600円10.5%
600〜1,000円11.9%
1,000〜2,000円7.1%
2,000円以上19%
2,000円以上の23点だけ、開きがほかの帯の倍近くあります

2,000円を超える帯だけ、開きがほかの倍近くあります。この帯に入っているのは、ティッシュのケース買い、水のケース買い、乾電池の20本入り、保存袋の大容量パックのような商品です。

金額が大きいので、同じ割合でも動く幅が目立ちます。2,000円の商品が19%動けば約380円です。300円の商品が7%動いても20円ほどで、気づきません。

読む人がこれをどう使えるか

  • その商品が動く商品かどうかを先に見る。動かない商品を待っても、待った分だけ損をします。45日で1円も動かない商品が4割あります
  • 動く商品なら、いま2つの値段のどちらにいるかを見る。中間はほとんど無いので、「そこそこ安い」を待つ意味はありません。安い側に来ているか、来ていないかです
  • 待つ価値が大きいのは、金額の大きいまとめ買い商品です。ケース買いの水やティッシュ、乾電池の大入りパック。ここは開きが2割近くありました
  • ⚠ 逆に、詰め替えの洗剤やおむつを「セールまで待つ」のは、この45日間に関しては効果がありませんでした

「どの店で買うか」のほうはどこで買うのが安いかに、季節商品の特殊な値動きは季節商品は時期より店で決まるにあります。同じ商品が店によって値段が違う理由はなぜ同じ商品で値段が違うのかです。

⚠ この記事が答えられないこと

  • 45日という窓の話です。年に1〜2回の大きなセールがこの窓の外にあれば、それは測れていません
  • ⚠ この期間は全体に値上がり局面でした。期間の初めと終わりを比べると、上がった商品が50点、下がった商品が24点です。「いま高値側にいる商品が多い」のは、この窓がそういう時期だったからです。値上げの発表と実売の関係は値上げはいつ店頭に出るかで別に測りました
  • 楽天市場の中だけの話です。ドラッグストアの特売は持っていません
  • ⚠ 表示価格で測っています。ポイント還元は店によって違うので、実質価格で見ると動き方は変わります

まとめ

  • 146点を45日測って、55点(38%)は1円も動かなかった(2026年8月9日〜9月23日・表示価格)
  • 動いた91点でも、期間中の開きは中央値10.3%
  • 値段は2つに張り付いていて中間がない。3種類以上の値段を付けた商品だけで測り直しても62%が両端だった
  • 動くかどうかはカテゴリでも値段でも予測できない。ただし2,000円以上の帯だけ、動いたときの開きが19%と大きい

結局のところ「その商品が動くかどうかは、見ただけでは分からない」というのが、この45日でいちばんはっきりした結果です。カテゴリでも値段でも分かれませんでした。

だから当サイトは毎日測っています。記事の表の金額が「毎日更新」なのは、そうしないと分からないからです。

商品情報の取得には 楽天ウェブサービス を利用しています。

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