この記事の結論
・麦茶はティーバッグで作ると1Lあたり5円前後。ペットボトルの麦茶は1Lあたり約73円で、十数倍の差があります
・ただしミネラルウォーターで作ると差はほぼ消えます。効いているのは茶葉代ではなく水代です
・ペットボトルで買っているのは麦茶ではなく、冷やす時間・容器を洗う手間・持ち運べることです
夏のあいだ、麦茶は水と同じくらいの量を消費します。だからこそ1Lあたりの差が家計に効いてきます。
この記事では、当サイトが毎日価格を記録している3点を使って、同じ麦茶が作り方でいくら変わるのかを出します。詰め替えと大容量は実質単価で考えると同じ考え方を、飲み物に当てはめます。
比べ方:すべて「1Lあたり」に直す
ティーバッグとペットボトルは、そのままでは比べられません。片方は袋の数、もう片方はリットルで売られているからです。そこで、できあがった麦茶1Lあたりの金額に揃えます。
- ティーバッグは1袋で1L分として計算します(この商品の表示どおり)
- ペットボトルは2L×6本=12Lで割ります
- 金額はポイント込みの実質価格を使います(実質価格とは)
そしてこの記事でいちばん大事な前提を先に書いておきます。ティーバッグ側の計算に、水の値段は入っていません。あとでここが効いてきます。
伊藤園 香り薫るむぎ茶 ティーバッグ 54袋
水出しでも煮出しでも作れるタイプです。54袋入りなので、1日1L飲むなら2か月近くもちます。置き場所を取らないのも、ペットボトルとの実務的な違いです。
この商品を追跡登録するとき、同じ銘柄で「30袋」「24袋」の小さいパックが混ざりました。袋数が違えば当然1Lあたりも変わります。麦茶のティーバッグは袋数の刻みが多いので、価格だけを見て安いと判断できません。注文前に袋数を確認してください。
伊藤園 健康ミネラルむぎ茶 2L×6本
同じ伊藤園の麦茶を、ペットボトルで買った場合です。中身は同じ「麦茶」なので、ここは正面から比較できます。
こちらも登録時に「黒豆麦茶」が同じ検索結果に並びました。名前も容量も近く、価格は100円ほど高い。別商品なので除外しています。ケース買いは箱の写真が中心で中身が見えにくいので、商品名を最後まで読むことをおすすめします。
サントリー 伊右衛門 緑茶 2L×6本
比較の幅を見るために緑茶も入れます。ただし緑茶と麦茶は別の飲み物です。「緑茶のほうが高いから損」という読み方はできません。ペットボトルのお茶が全体としてどのあたりの価格帯にあるかを見るための行だと考えてください。
1Lあたりに直すと
| 商品 | できる量 | 実質価格 | 1Lあたり |
|---|---|---|---|
| むぎ茶 ティーバッグ 54袋 | 54L | 278円 | 約5.1円 |
| 健康ミネラルむぎ茶(ペットボトル) | 12L | 880円 | 約73円 |
| 伊右衛門 緑茶(ペットボトル) | 12L | 1,090円 | 約91円 |
| (参考)サントリー天然水 2L×6本 | 12L | 674円 | 約56円 |
この表の価格と1Lあたりは、当サイトが毎日取得している価格から自動で計算しています。以下の文章の数字は、2026年10月2日に測り直したものです。
同じ伊藤園の麦茶で、ティーバッグは約5円、ペットボトルは約73円。十数倍の差です。1日1L飲むとすると1か月で2千円前後、1年では2万円台の差になります。⚠ ペットボトル側の値段は動くので、正確な差は上の表から出してください。
日用品の比較でここまでの倍率が出ることは、めったにありません。紙製品のケース買いでは差が1割以内、おむつの箱買いにいたってはほぼ差がありませんでした。麦茶が例外的なのは、売られているものの大半が水だからです。
ただし、この表には水の値段が入っていません
ここが本題です。ティーバッグの約5円は、水がタダだと仮定した数字です。実際には何かで作る必要があります。
| 何で作るか | 水の代金(1Lあたり) | 合計(1Lあたり) |
|---|---|---|
| 水道水 | 約0.2円 | 約5円 |
| ミネラルウォーター(2Lケース) | 約56円 | 約61円 |
| 作らずペットボトルの麦茶を買う | — | 約73円 |
ミネラルウォーターで作った瞬間、差は十数倍から1.2倍程度まで縮みます(2026年10月2日時点)。水道水の約0.2円は全国平均のおおよその値で、地域によって上下します(お住まいの水道局の料金表で確認できます)。
⚠ ただし、表の天然水の値段は1店だけの最安値です(2026年10月2日に確認)。同じ2L×6本をほかの店は1Lあたり100円近くで並べています。その値段の水で作ると、ペットボトルの麦茶をそのまま買うより高くつきます。ミネラルウォーターで作るなら、ティーバッグにする意味はほぼありません。
つまり安さの正体は茶葉ではなく水道水です。「麦茶パックは安い」という話は、正確には「水道水は安い」という話でした。ここを取り違えると、ミネラルウォーターで作って「思ったより安くならない」と感じることになります。
なお煮出しの場合はガス代・電気代がかかりますが、1回2Lで数円程度です。水をどうするかに比べれば、誤差の範囲に収まります。
それでもペットボトルを選ぶ理由
- 冷える時間を買っている。水出しは数時間かかります。今すぐ冷たいものが要る場面には間に合いません
- 容器を洗わなくていい。麦茶ポットは毎回洗う必要があり、夏場は特に手を抜けません
- 持ち運べる。職場や外出先には、そのまま持っていける形が要ります
- 作った麦茶は日持ちしない。2〜3日で飲みきる前提です。未開封のペットボトルは常温で長期保存できます
この4つに価値を感じるなら、差額は無駄遣いではありません。逆に「家で飲むぶんだけ」なら、ティーバッグにしない理由がほとんど見当たりません。1日1Lで年間2万円台という差は、日用品の見直しとしてはかなり大きい部類です。
買う前に確認する4つ
- 袋数。同じ銘柄で24袋・30袋・54袋が並びます。価格ではなく1袋あたりで見てください
- 1袋で何L分か。商品によって1L用と1.5L用があります。ここが違うと単価が5割変わります
- 水出し対応か。煮出し専用のものもあります。夏は水出しできるほうが実際に続きます
- 何で作るか。ミネラルウォーターで作るなら、上の表のとおり差はほとんど消えます
まとめ
- 同じ伊藤園の麦茶で、ティーバッグは約5.1円/L、ペットボトルは約73円/L(毎日更新)
- 1日1Lなら1か月で2千円前後、1年で2万円台の差(幅で書いています。ペットボトル側の値段が動くため)
- 安さの正体は茶葉ではなく水道水。ミネラルウォーターで作ると差は1.2倍程度まで縮む。ほかの店の値段の水なら逆転する
- ペットボトルで買っているのは冷える時間・洗わない手間・持ち運べること
- 緑茶と麦茶は別の飲み物。価格だけで並べて損得は言えない
結局どれを買うか
家で飲むぶんが中心で、水道水で作れるならティーバッグ。差額がそのまま残ります。54袋入りなら1日1Lで2か月近くもつので、買い足しの頻度も低くて済みます。
持ち運ぶ、すぐ冷たいものが要る、容器を洗う手間を省きたいならペットボトル。同じ銘柄の麦茶なので中身は変わりません。まとめ買いのついでにケースで頼むのが現実的です。
麦茶ではなく緑茶が飲みたいなら、そもそも比較の対象が違います。好みで選んでください。
商品情報の取得には 楽天ウェブサービス を利用しています。

