この記事の結論
・同じ「バブ」の棚に、1錠あたりが2倍以上ちがうものが並んでいます(2026年8月21日は3倍以上、8月26日は約2.7倍)
・ただしそれは値段の差ではなく別の商品です。通常品と薬用の「メディキュア」は用途が違います
・⚠ 通常品どうしの差は日によって大きく動きます。8月21日は20錠パックが1錠あたり3割ほど安く、8月26日には1割を切り、8月31日も1割未満でした
・その日いちばん安い1店ではなく、棚の真ん中どうしで比べても差は1割ほどでした(8月31日・両方とも30出品)
・「容量が大きいほど得」は成り立ちません。大容量になるとアソートBOXになり、香りを選べなくなります
入浴剤を錠剤と粉末で比べた記事では、形が違うと分母が揃わないという話をしました。では形も銘柄も揃えたら、価格で比べられるのか。この記事はその続きです。
結論を先に言うと、揃えたつもりでも揃っていませんでした。「バブ」という同じ名前の中に、性格の違う商品が3種類入っていたからです。
比べ方:1錠あたりに直す
- すべて1回1錠として計算します(パッケージの表示どおり)
- 金額はポイント込みの実質価格を使います(実質価格とは)
- 当サイトが毎日価格を記録している3点を使います
入浴剤の中では、錠剤は珍しく分母が揃う形です。1錠は1錠で、量り方で変わりません。だからこそ、それでも揃わない部分がどこかがはっきり出ます。
花王 バブ 12錠
いちばん見かける大きさです。置き場所を取らず、香りを試すのに向いています。
花王 バブ ひのきの香り 20錠
同じ通常品の、ひとつ大きいパックです。香りが1種類に固定されている代わりに、1錠あたりが下がります。
花王 バブ メディキュア 6錠
薬用の上位シリーズです。1錠が70gと大きく、炭酸の量が違います。通常品の代わりに使うものではありません。
1錠あたりに直すと
| 商品 | 錠数 | 実質価格 | 1錠あたり |
|---|---|---|---|
| バブ ひのきの香り(通常) | 20錠 | 682円 | 約34.1円 |
| バブ(通常) | 12錠 | 324円 | 約27.0円 |
| バブ メディキュア(薬用) | 6錠 | 495円 | 約82.5円 |
この表の価格と1錠あたりは、当サイトが毎日取得している価格から自動で計算しています。以下の文章は2026年8月21日時点の数字をもとに書いています。
いちばん安い1錠と、いちばん高い1錠で3倍以上ひらきました(8月21日)。8月26日に見たときは約2.7倍でした。どちらも棚では「バブ」と書かれています。
この開きの中身は、値段の差ではない
この開きを「メディキュアは割高」と読んではいけません。1錠の大きさも、炭酸の量も、目的も違うからです。安いほうに置き換えられる関係になっていません。
比べていいのは通常品どうしです。そこだけ取り出すと、8月21日は20錠パックのほうが12錠パックより1錠あたり3割ほど安いでした。
⚠ところが5日後の8月26日に見たら、その差は1割を切っていました。さらに10日後の8月31日も1割未満です。どちらの値段も動いていて、「大きいパックのほうが得」は、この商品では常に成り立つ性質ではありません。上の表は毎日更新されるので、買う日の差を見てください。
「3割安い」は、その日いちばん安い1店どうしの差だった
この表が使っているのはその日いちばん安い出品です。安い店は商品ごとに別々に入れ替わるので、2つの商品の「最安どうし」を引き算すると、実際より大きな差にも小さな差にも見えます。
そこで8月31日に、棚全体の真ん中の値段どうしでも比べました。12錠・20錠とも楽天に30出品ずつあり、最安に近い帯にはそれぞれ12店・21店が並んでいます。この真ん中どうしで比べても、20錠が1錠あたり1割ほど安いだけでした。
つまり8月21日の「3割」のほうが例外で、20錠パックが持っている差は1割前後だということになります。差が1割なら、香りを選べるかどうかのほうが先に効きます。
9月5日、その差がポイントだけで作られている日があった
この記事を書いたあと、20錠パックの表示価格が大きく上がりました。そのとき起きたことが、単価の見方として重要でした。
| 2026年9月5日 | 12錠 | 20錠 | 1錠あたりの向き |
|---|---|---|---|
| 表示価格で計算 | 438円 = 36.5円 | 758円 = 37.9円 | ❌ 20錠のほうが4%高い |
| 実質価格で計算 (ポイント還元込み) | 434円 = 36.2円 | 607円 = 30.4円 | ✅ 20錠が16%安い |
同じ日、同じ2商品で、どちらが安いかが逆になっています。20錠のほうを出していた店のポイント還元が151円分と大きく、表示価格の不利をひっくり返していました。12錠のほうの還元は4円分です。
⚠ 当サイトの表はすべて実質価格で計算していますので、上の表では20錠が安く出ます。ただしポイントは店によって変わり、いつも付くとはかぎりません。還元率の高い店が売り切れた翌日には、同じ20錠が「1錠あたり割高」に戻ります。
結論は変わりません。むしろ強まりました。この商品では「20錠パックだから1錠あたり安い」という関係は成り立っていません。安さを作っているのは容量ではなく、その日その店の値付けです。
同じことは虫よけでも起きています。同じ棚に並んでいることは、同じものであることを意味しません。
では、もっと大きいパックを買えばいいのか
ここで止まります。追跡のために大容量を探したところ、60錠は「5種類の香りBOX」のようなアソート品でした。40錠はまとまった形では見つからず、代わりに240錠のケース品が出てきます。
| 買い方 | 香りを選べるか | 1錠あたり |
|---|---|---|
| 1錠ずつのバラ売り | 選べる | 高い |
| 12錠・20錠のパック | 選べる | 低い |
| 60錠などのアソートBOX | 選べない | パックほど下がらない |
つまり「錠数が多いほど1錠あたりが下がる」は、バブでは成り立ちません。大容量にすると香りの自由と引き換えになり、それでいて1錠あたりはパックほど下がらないからです。
理由は品揃えの作られ方にあります。バブは香りごとに別の商品として並んでいます。ひのき、ゆず、ラベンダー、森。香りを固定したまま量を増やそうとすると、選べる大きさが早々に尽きます。
買う前に確認する3つ
- 通常品か薬用か。「メディキュア」と書いてあれば別の商品です。1錠あたりで比べる相手ではありません
- パックかアソートか。錠数だけを見て選ぶと、香りを選べないBOXが届きます
- 好きな香りが決まっているか。決まっているならパック、決まっていないならアソートに意味があります。ここは費用では決まりません
1gあたりと1回あたりで結論が変わる商品は、ほかにもあります。リップとハンドクリームは1gあたり14倍違うがその例です。
まとめ
- 1錠あたりは 20錠約34.1円 / 12錠約27.0円 / メディキュア約82.5円(毎日更新)
- 上と下で2〜3倍ひらくが、それは別の商品どうしの差(8月21日は3倍以上、8月26日は約2.7倍)
- ⚠ 通常品どうしの差は動きます。8月21日は20錠パックが3割ほど安く、8月26日と8月31日は1割を切りました
- 棚の真ん中どうしで比べても差は1割ほど。「3割」のほうが例外だった(8月31日・両方とも30出品)
- 「容量が大きいほど得」は成り立たない。大容量はアソートになり香りを選べない
- バブは香りごとに別商品。香りを固定したまま量を増やす道が、途中で無くなる
結局どれを買うか
好きな香りが決まっていて、毎日使うなら20錠パック。通常品の中では1錠あたりが低く、香りも固定できます。⚠ ただし12錠との差は1割前後しかありません。表を見てから決めてください。
いろいろ試したい、置き場所を取りたくないなら12錠。1錠あたりは少し上がりますが、香りを変えながら使えます。
疲れが抜けない日のためなら、メディキュアを数錠だけ。通常品の置き換えではなく、別枠として持っておくものです。毎日これにすると費用は2〜3倍になります。
商品情報の取得には 楽天ウェブサービス を利用しています。

