この記事の結論
・詰め替えは本体より安いのですが、その幅は商品によって1割強から3割弱までばらつきます(2026年10月8日時点)
・⚠ 食器用洗剤の差は、当初「数%」と書いていましたが訂正します。本体は2024年8月に240mLから220mLへ小さくなっており、当初は売り場に残っていた旧240mLと比較していました。現行の220mLと比べると1割強の差です(本文の該当箇所も修正しました)
・差が大きいのは「詰め替えのほうが容量も大きい」商品です。詰め替えの効果は、容器代よりサイズの差から来ています
「詰め替えのほうが安い」は、当サイトでも繰り返し前提にしてきました。詰め替えと大容量はどちらが得かでも、その考え方を書いています。
ただしどれくらい安いのかを商品ごとに測ったことはありませんでした。この記事では、当サイトが毎日価格を記録している本体2点と詰め替え2点を突き合わせ、実際の差を数字で出します。金額はポイント込みの実質価格です(実質価格とは)。
比べ方:同じ商品の本体と詰め替えをそろえる
- 同じブランド・同じ中身の本体と詰め替えを、それぞれ別の商品として追跡しています
- 比べるのは1mLあたりです。本体と詰め替えでは容量が違うため、価格をそのまま並べても意味がありません
- 本体にはボトル・ポンプ・キャップの費用が含まれます。ここが差の理屈です
食器用洗剤:キュキュット
まず食器用洗剤です。本体240mLと詰め替え370mLを比べます。
ハンドソープ:キレイキレイ
次に泡ハンドソープです。本体250mLと詰め替え800mLを比べます。詰め替えの容量が本体の3倍以上あります。
1mLあたりに直すと
| 商品 | 容量 | 実質価格 | 1mLあたり |
|---|---|---|---|
| キュキュット 本体(現行) | 220mL | 157円 | 約0.71円 |
| キュキュット 本体(旧・売れ残り) | 240mL | 155円 | 約0.65円 |
| キュキュット 詰め替え | 370mL | 226円 | 約0.61円 |
| キレイキレイ 本体 | 250mL | 291円 | 約1.16円 |
| キレイキレイ 詰め替え | 800mL | 686円 | 約0.86円 |
この表の価格と1mLあたりは、当サイトが毎日取得している価格から自動で計算しています。以下の文章は2026年8月19日時点の数字をもとに書いています。
- 食器用洗剤:詰め替えが約14%安い(本体の現行サイズ220mLと比較。旧サイズ240mLと比べると約5%で、これが当初の記述でした)
- ハンドソープ:詰め替えが約26%安い。こちらははっきり効きます
差を作っているのは容器代ではなくサイズ
この2つを分けているのは、詰め替えの容量が本体の何倍かです。
- 食器用洗剤の詰め替えは本体(現行220mL)の約1.7倍。サイズの効果はハンドソープより小さく、差も小さい
- ハンドソープの詰め替えは本体の3倍以上。大容量ほど1mLあたりが下がる効果が乗ります
つまり「詰め替えだから安い」のではなく、「詰め替えは大容量で売られていることが多いから安い」のが実態に近い説明です。同じ容量の本体と詰め替えを比べたら、差は容器代のぶんだけということになります。
本体を買ったほうがよい場合もある
- ボトルが古くなったとき。ポンプの動きが悪いまま詰め替え続けるより、本体を買い直すほうが結果的に無駄がありません
- 使用量が少ないとき。ハンドソープ800mLを1人で使い切るには時間がかかります。詰め替えを買っても、使い切る前に劣化させては意味がありません
- 本体が特売のとき。小容量の本体は値引き幅が大きくなることがあります。1mLあたりで比べれば逆転している場合があります
当サイトが毎日価格を記録しているのは、まさにこの逆転を見つけるためです。「詰め替えのほうが安いはず」という前提を、その日の価格で確かめられます。
「同じボトルに何回まで詰め替えていいか」には、メーカーの答えがありません
ここまで、ボトルは使い続けられる前提で計算してきました。その前提が正しいかを、メーカーの表示で確かめました(2026年8月27日)。
花王は、シャンプーやコンディショナーのつめかえについてこう書いています。
清潔にお使いいただくために、つめかえ時は毎回、ボトルの中とポンプ部分をよく洗い、水気を切ってからつめかえてください。つぎたしは、しないでください。
花王 製品Q&A
顔やからだに使う製品でも「つめかえ前に容器を洗ってから、よく水気をきって、つめかえてください」と書かれています。⚠ ただし花王自身が、製品によっては「洗わずにそのままつめかえる」と書かれているものもある、と断っています。つまり製品ごとに違うので、詰め替え用の袋に書いてある指示を読むしかありません。
そして「何回まで同じボトルを使えるか」は、どこにも書かれていませんでした。回数の目安をメーカーは示していません(容器に関するQ&Aの一覧・詰め替え製品の紹介ページのいずれにも記載がないことを2026年9月8日に確認)。
詰め替えのほうが、未開封でもつ期間が短い場合があります
もう1つ、詰め替えにだけかかる制約が見つかりました(2026年8月28日に確認)。ライオンは衣料用洗剤について、本体容器とつめかえ用で年数を分けて書いています。
未開封品を通常の環境に保存した場合、例えば液体洗剤本体容器では製造から3年(液体洗剤つめかえ用では1年半)経過しても品質や安全性に問題がないことを確認しています
ライオン お客様相談窓口
⚠ これがどこまで広がる話なのかは、まだ分かりません。当サイトが当たった範囲では、本体とつめかえを分けて書いていたのはライオンの衣料用洗剤だけでした。同じライオンでもシャンプーやボディソープは本体・つめかえの区別なく3年と書かれています。花王は液体洗剤について「製造から3年経過しても品質・性能・安全性に問題がない設計」とだけ書いていて、詰め替えを分けていません。
この記事で扱っている食器用洗剤とハンドソープについては、年数を分けている案内は見つかりませんでした。ただし「詰め替えのほうが安いから多めに買っておく」を衣料用洗剤でやる場合は、1年半で使い切れる量かどうかを一度だけ見てください。
回数が分からなくても、金額では困りません
回数が分からないと困るように見えますが、計算してみるとほとんど効きませんでした。キュキュットで、ボトルを買い直す頻度を変えて1mLあたりを出します。
| 買い方 | 1mLあたりの位置 |
|---|---|
| 毎回、本体を買う(詰め替えを使わない) | いちばん高い |
| 本体1本につき詰め替え1回で買い直す | そこから1割ほど下がる |
| 本体1本につき詰め替え3回 | さらに少し下がる |
| ボトルを買い直さない(詰め替えだけ) | いちばん安い |
効いているのは「1回でも詰め替えるかどうか」で、そこから先はほとんど動きません。詰め替え1回でも、ずっと詰め替え続けても、1mLあたりの差は数%です。
これは上で書いた結論と同じことを、別の角度から言っています。差を作っているのは容器代ではなくサイズだからです。だからボトルが古びたと思ったら、金額を気にせず買い直して構いません。
⚠ ただし金額に出てこないものが2つあります。「つめかえ時は毎回洗って乾かす」手間と、「つぎたしはしない」=前のを使い切るまで詰め替えられないことです。詰め替えを買い置きしても、ボトルが空になるまでは使えません。
買う前に確認する3つ
- 容量の比。詰め替えが本体の何倍かを見てください。1.5倍程度なら、差はわずかです
- 1mLあたり。「詰め替え」の表示ではなく、割った数字で比べてください
- 使い切れるか。大容量の詰め替えは、使い切って初めて安くなります
- 詰め替え用の袋の指示。「容器を洗う」か「洗わずにそのまま」かは製品によって違います。花王自身がそう断っています
まとめ
- キュキュットは本体約0.71円/詰め替え約0.61円(毎日更新)
- 本体は2024年8月に240mLから220mLへ小さくなりました(花王の発表で確認)。売り場には旧240mLも残っていますが、1mLあたりは新しい220mLのほうが高くなっています(2026年8月27日時点)。安く見える本体が、もう作られていない品ということがあります
- キレイキレイは本体約1.16円/詰め替え約0.86円(毎日更新)
- 詰め替えの得は1割強〜3割弱。商品によって幅があります(10月8日時点。食器用洗剤は本体の現行サイズとの比較に訂正)
- 効いているのは容器代よりサイズの差。容量の比を見てください
結局どれを買うか
ハンドソープのように詰め替えが大容量で出ている商品は、迷わず詰め替え。1mLあたりの差がはっきり出ます。
食器用洗剤のように差が小さい商品は、ボトルの状態で決めてかまいません。ポンプが劣化しているなら本体、問題なければ詰め替え。数%の差にこだわる意味は薄いという結果でした。
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